イニシャルYに続き、今回はEではじまるサインのデザインを紹介いたします。前回は万年筆から油性ボールペンに変えてお届けしましたが、今度は水性ボールペンを使ってみました。
さて、今回は千葉栄次郎(Eijiro Chiba)さんをモデルにして作成します。早速Step#2 デザインから始めましょう。(千葉栄次郎さんは幕末の剣客で、北辰一刀流を開いた千葉周作の次男で後継者です)
実演
まずは、いつも通りイニシャルを大きく書きます。
今回は3パターンでそれぞれ作成してみます。Eはフォント(書体)によって、かなり色々な崩し方をしたり、修飾ができます。
便利なサイト(別窓で開きます)にフォント集を掲載しているサイトのURLを置いていますので、そこで色々と探してみてください。きっと気に入るものが見つかるはずです。
さて、引き続き、文字の配置を検討してみます。
Eの場合は下付きで作成するのが綺麗に仕上がりそうですね。フォントやどの文字を強調するかによっては小文字の配置はかなり変わってきますので、ここではざっくり決めておくことでOKです。
では、配置の方針が決まりましたので、ドンドン進めましょう。
まずは1つ目のパターンとなる、基本的なフォントです。
どれも悪くないですね。
Eは上下対照の形をしているので非常に安定感があります。このEの形を崩さないととっても真面目な雰囲気ですね。
では、別のフォントにするとどんな印象になるでしょうか。パターン2を試します。
一気に雰囲気が変わりましたね。真ん中のサインは一発で出来上がりましたが、既に完成品レベルですね。ということでパターン2についてはこれで完成とします。
引き続きパターン3に移ります。少し角ばった感じにしていますがいかがでしょうか。
うーん、、、あまり好きじゃないかも。また、発展させるのが難しそうなので、こっちは後回しにします。
ということで、パターン1の基本フォントを変形させながらブラッシュアップしてみます。(修飾と見せ場作り)
Eを少し丸みを持たせて、柔らかい印象にしてみました。ポップな雰囲気になりましたね。なかなかいい感じです。筆順も悪くないため、書きやすく実用性も高いでしょう。このまま試行錯誤を続けます。
以下で完成としました。
上がパターン1(Eijiroのjの下部分の丸とChibaのhとbの上部分の丸で回転対照を演出)
下がパターン3(一応作ってみました。パンクな感じになりました。)
まとめ
さて、今回は3パターンで作成しましたが、どれもステキなものができたのではないでしょうか。この他にもEの崩し方はかなり沢山あるので、皆さんも是非試してみてください。
私が試したボツ集を掲載しておきますので参考になさってください。
ということで、今回はイニシャルEでした!
次回は、O(オー)で始まるサインの作り方・書き方を実演予定ですので、お楽しみに!
そうだ、忘れてました!
冒頭でお伝えしましたが今回は水性ボールペンを使っています。いかがでしたか?綺麗な線が走っていたと思いませんか。
今回試してみて分かったことなんですが、水性ボールペンとっても書きやすいです!
正直、万年筆よりスムーズに筆が走ります。
というのも、私が使っている紙は安い再生紙(なんと200枚で84円)のため、表面がかなりデコボコしています。こういった低品質の紙に対しては、万年筆はかなり無力です。(インクが強烈に滲みますし、すぐになくなります)
みなさんがサインを作ったり練習する際はどんな紙を使うか分かりませんが、その場合も水性ボールペンをお薦めします!非常に綺麗にサインが書けるはずです!
そして何より、水性ボールペンは安い!
いっぱい練習できます(笑
気になった方は覗いてみてください↓
最後まで読んでくださってありがとうございました。もし記事が気に入ったらシェアしてくれるとうれしいです。
コメント
自分のサインを考えて色々なHPを見ていて最近見つけました。
「S」をリクエストさせて下さい。
Sadafumiととても長いので、バランスが難しいです。
フォーマルなものと、カジュアルでも使える遊び心のあるものを
使いこなしたいと思いますので、よろしくお願い致します。
なお、苗字はKです。